Diary

2003.11.1711/17 コグレの日記

日本全国どこへ行ってもパンツを腰で履いている奴はいます。腰ばきが流行り始めたのは確か94、5年くらいだったと思うので、もう10年くらい継続してるファッションな訳です。個人的にはビースティみたいな感じは格好いいな、と思います。しかし僕がもっともカッコよさを感じてしまうのは、普通に道を歩いてるじいちゃんですね。家を出る時はしっかりウエストでベルトを締めたはずなのに、歩いているうちに落ちちゃった感じが真似したくてもできません。そういうじいちゃんに限ってニット帽をFUGAZIのイアン・マッケイよろしく浅被りしてたり、小粋に鳥打帽を被ったりしてるので、家にかえって真似してみたりするんですが、僕がやるとただのインテリ小僧みたいになるだけでした。。。

沖縄のフェリーは原・川崎の日記の通りですが、僕は単純に暇すぎるのが辛かったです。で、ずっとフィッシュマンズのライブ盤を聴いてました。二枚組なんですがほんとにライブか?と疑いたくなる程素晴らしいです。特に二枚目がヤバい。レゲエとかダブが下敷きっぽいけど、完全にオリジナルミュージックです。あと、沖縄のラジオで聴いたOUTKASTも切なフリーキーでした。チープなシンセ音が冬に似合います。

レゲエで思い出したんですが東京の池袋周辺で、ドレッドどころか髪の毛が油と汚れで固まって一本の太い束になっちゃってる奴がたまに歩いてるのを見かけます。僕達は敬意を込めてそいつの事を『一本ドレッド』と呼んでいます。首都高の高架下で寝たりしてるようです。1stシングルのジャケットのモデルをさがしてる時に発見しました。ちなみにfool proofのジャケット写真は代々木公園のリアルストリートサバイバーのおっさんです。『一本ドレッド』にも撮影許可を求めたのですが、大変迷惑そうに『だめ』と言われました。
しかし、今まで視覚的に一番衝撃的だったのは、板橋で見た『八連(ぱーれん)』と僕らが呼んでいるストリートサバイバーです。スーパーマーケットのカートを無理矢理八台くらい縦につなげた荷車に、山のような荷物(財産)を積んでそれをロープで罪人のように引くおっさんを初めて見た時、北斗の拳のキャラかと錯覚しそうになりました。僕は一度しか見た事がないのですが川崎は幸運にも何回も見ているらしく、一度カメラにおさめようとしたところ『よせ』と怒鳴られたらしいです。

ツアーも後半戦です。九州・沖縄は予想外にたくさんの人が見に来てくれて楽しかった。そして旅の道連れナンバーワンWRONG SCALEありがとう。