Diary

2007.2.12007/02

木暮です。
「暖冬じゃ」「暖冬ですじゃ」と巷では翁が騒いでいるようですが、確かにセーターの上にダウンなど羽織って出かけますと、午後の日差しと地下鉄の暖房に無用な汗をかかされたりします。そんな中なぜかいきなり体調を崩してしまいまして、今日は部屋から一歩も外に出ないと決めて、これを書いている次第であります。ハードに咳き込みながら。

最近は日課のように地下のスタジオに通い、鉄琴を鳴らしたり、アイディアをボツにしてみたり、原君と煙草を燻らせたり等しておりました。友人がLAにスニーカー屋をオープンさせまして、旅行がてらLAに遊びに行った川崎先生は大いにインスピレーションを得たようで、帰国の翌日、いきなり人のIDでスニーカーを落札しておりました。「ゲームの鉄人」荒井氏はサンアンドレアスに夢中のようです。

先日「スクラッチ」というHIPHOPシーンのDJ達にスポットを当てたドキュメント映画を見たのですが、僕の好きなDJ SHADOWという男が出演しており、印象的なコメントを吐いておりました。古いレコード店の馬鹿でかい倉庫の中で、山と積まれたアナログ盤に囲まれながら、「ここにあるレコードはほとんどが無名のアーティストによるものだけど、一枚一枚が彼らの夢の結晶のようなものなんだ。だから僕は敬意を持って彼らを掘り出しサンプリングするのさ。」・・・細かい言い回しはともかく、大意としてはこんなような事を言っていたと思います。
サンプリングというアートフォームが存在していたおかげで、僕もたくさんの過去の名曲群を発見する事が出来ました。「サマージャム’95」からモンタラを、アレステッドからジョー・サンプルを知ったりしたのが10代で・・・例えを挙げ出すときりがないですが、次々と生まれては消えてゆく膨大な量の音楽の中、埋もれていたレコードから切り取った断片で素晴らしく、かつ新しい音楽を生み出すなんて、小粋だなあと思うのです。まあ作る奴によっては、原曲を冒涜してるのか?というような物もたくさんあるけどね。しかし最近は、アナログでは結構な高値のついてるレコードが、地味にCDで再発されていたりして嬉しいです。新譜も旧譜も買いまくり、散歩しながら聴き、部屋で聴き、電車で聴き、皿を洗いながらも聴き、「趣味は音楽鑑賞です。」とほざきかねない野郎。それは私です。2007年も、あと11ヶ月。
そういえばアニメ版「TOKYO TRIBE」で久々にBUDDHAMC’sを聴きましたが、相変わらずかっこよかっ た。「昼のSUNDAY 床屋が首刈る」とか、なかなか言えません。
風邪ウィルスの影響下、だいぶ文章が散漫になってきたのでこの辺で失礼します。しかし風邪引きやすくなったなー。