Diary

2007.12.12007/12

木暮です。
ブラフマンが曲間ナシで次々と音を叩きつけていく姿は、一曲一曲が持つ表情と、それとはまた別の、ライブを通しての一つの大きなグルーヴを生んでいると思う。巧いDJのミックスが一つの起承転結を語りつつ人を踊らせるとしたら、横浜ベイホールでのブラフマンのライブは、オープニングSEから燻っていた種火が2曲目のWHITE DEEP MORNINGで着火し、フロアに衝動を巻き散らしながら最後まで燃え盛っていた。バンドとしての在り方やメンバー4人の人柄を含め、本当に格好良いバンドだと思う。
その日の打ち上げでは中盤から程好く酔ってしまい、バックホーンの松がギャル男だったこと、マサシのAMラジオ、栄純としたビジュアル系とコード進行の話など、断片的な記憶しかない。コウキさんが自分でミックスしたダンス・クラシックのCDをくれて、音楽に対して思うことなど色々ないい話を聞かせてくれた。明け方、なぜか渋谷の寿司屋に行った後、帰りの車で原とファック・ユーのリアルな発音について散々喋って死ぬほど笑った。

ゼップ札幌で、ブッチャーズのライブ本編の前に小松さんとツインドラムを叩く。「banging the drum」 というアルバムに入っている「序章」というリズムだけの曲で、小松さんがナビゲートしてくれるビート上で好き勝手やるのは新鮮で楽しかった。20周年改めておめでとうございます。
そして札幌から帰って来たその日の夜、戸川琢磨忘年会に参加。ジョージと90’s東海岸の風を吹かせまくっていると、高本ちゃんやチュンチュン、ゴローちゃんが寄ってきて、「俺たち同世代だねー」などと言い合う。ユウスケにテキーラショットを3杯もご馳走になり、完全に酒に飲まれながら踊ったりタンバリンを振ったりしていた。Sissy Walkはやっぱりいい曲だなー。

現在午前三時三十六分。一時間前までCubaseでデモ制作に励んでいたんだけど、作っていた曲が突然、「買ったばかりのキーボードに入っているデモ演奏」にしか聴こえなくなってしまい、くるうくるう、とつぶやきながらデリート、現実逃避の一手段としてこの文章を書きました。今年もあと僅か、師走、歳末などの単語が飛び交うこの季節の、浮かれつつ忙しないような感じがとても好きなのですが、今年はそんな雰囲気を味わっている余裕はなさそうですな。地下のスタジオにて発せられた「狂う」という言葉の回数は既に百を超えたようです。皆様、良いお年を。