Diary

2013.4.6日記

ここを放置すること半年…。「diary」の意味はすっかり失われているのだった。坂本慎太郎氏の「まともがわからない」のジャケットには情報にアクセスする機械がいくつか描かれていたが、僕も何時の間にか情報の波にさらりと飲まれている。流れていくタイムラインを目で追っては忘れていく。買って一度しか聴かないCD。ダウンロードしたことさえ忘れていた曲がシャッフル再生されて驚く。紙焼きの昔の写真を引き出しの奥から見つけて懐かしく思うことはあっても、古い携帯の電源は切れていて、充電器は見つからない。

パリのホテルで魔坊と飲みながらテレビを観ていたら、突然画像が乱れ出した。解説者の顔がサイケデリックに歪んで良い感じだったので、何となく写真に撮っておいた。それが「街の14景」のジャケットです。

もう少し冬を振り返った文章を書きたかったんだけど、毎日地下スタジオで同じ面々とチロルチョコの味当てゲームをして、「ヌガー!」「ハズレ。ミルクデシタ」とか言ってただけなので、特に書くことも思い出せないのだった。つい先日録音が終わって、録りためてあった「たまこマーケット」を全話ぶっ続けで観た時は心底二次元に溶けたくなったけどね。僕の好きなアンドリュー・ウェザオールという人が「野心はあってもいいけど、がんばるな」と言っていたのを思い出したりした。想像力は大切に。